問28:2/23(火)発表「スーパーマーケット景気 動向調査」。昨年の1月と比べて、今年1月の 販売がもっとも好調だったとされる項目は?
1.水産
2.一般食品
3.青果
4.惣菜
5.畜産
6.日配
7.非食品
8.複数該当・その他
予想
この調査は「去年の同時期と比べてどうだったか」という調査である点に注意。例えば去年1月に輸入問題で特別に好調だった豚肉などは、今年は「去年はよく売れたけどそれに比べると今年は低いなあ」と思えるので、今年のDIは低くなります。
今回の出題は「去年のDIと比べて一番上がるDIはどれか」という問題なので、去年のDIが高いと二重に不利です。
今年の直近6か月のDIと去年1月のDIは以下の通り。
去年4月に消費税が増税されているので、その近傍を除いて6か月のデータを挙げています。平均値(A)と昨年1月(B)とで差が一番大きいのは青果、続いて一般食品、非食品となっています。
(2)一般食品は、昨年はコメの値段が安いという特殊要因でDIが下がりました。今年はそう低い数値は出ないと思われ、回復が期待できます。
(3)青果は昨年の不況と今年の好況で一番DI改善が期待できます。但し天候面で不安が残ります。
天候に関しては1月の天候ではなくその前の天候が、野菜の育ちに影響します。1月時点では昨年秋から年明けにかけての暖冬の影響で野菜が良く育ち、価格が下がったそうです(2月から春にかけては寒波の影響で上がると見られています)。価格が下がればよく売れるので良いことのように思えますが、この調査はスーパーマーケットへの聞き取り調査なので、価格が下がるとDIは下がる傾向があるようなので注意が必要。
(4)惣菜と(5)畜産は去年が高いので期待できないでしょう。
なお、(7)非食品は去年1月が低いので狙い目に見えますが、コンビニやドラッグストアに押されているため常に低い状態となっており、今月も低い数値が予想されます。
(6)日配は消費量も価格も安定的なものが多いので、そうそう大きなDIは期待できないでしょう。
以上より、本命(3)青果、但し(2)一般食品に要注意、としておきます。
注意事項
なお、この問題ではジャンが解説ページで水産のDIを6.8ではなく-8.8と間違えています。2016年1月の数値次第では、この問題は「正解が複数存在」等といった裁定が下される可能性があるのでご注意ください。
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